味噌ラーメンうぃーく、すりーっ！
しつこいですかすいません。
いずみさんのところまで遊びにきたというのに、やっぱりラーメンを喰うこの姿勢が
高く評価されたりされなかったりしているわたくしです。

さて、国道に面した大きな構えのお店。
『すり鉢味噌』なんて書いてある、意味不明なのぼりが駐車場に林立してます。
店に入ると、壁に貼られた品書きの数々が目に飛び込んできます。それもすり鉢系の。
『すり鉢ネギ味噌』ってなんだ？　要は、すり鉢にネギ味噌が入ってて、それを
自分で練り混ぜながら（すりこぎが山椒の木だったりして、いい香りがするんだよきっと）
熱い丼飯に載っけてかっ喰らう、なんていう食べ物なんじゃないの？　でしょ？
味噌ラーメンの器がすり鉢なんですか？　あ、そう。
でも、すり鉢を器に使うのは珍しいよね。保温性が高いから、なんて理由で使ってる店も
ありますけど。とりあえず、お腹空いてるのですり鉢味噌ラーメン（７００円）と
生姜焼丼（セットで９００円）ね。

食堂、といった構え（座敷もありますけど）の店内をあわただしく駆け回る店員の兄ちゃん。
見れば、お盆の上にはものすごい大きさのすり鉢が載っかっています。
ふーん、３玉とか５玉とかいう挑戦ラーメンがあるみたいだから、それなのかな？
と思ってたら目の前に運ばれてきました。「味噌ラーメン、お待ち」だと？
巨大な丼の中には、強い縮れの平打ち太麺。スープは実にあっさりとした味わいで、
サッポロ系のこってりとは一線を画しています。
味噌そのものの味も決して濃厚ではなく、さらりとした後口の中に香る程度。
そのスープの味を決めるのは、しっかり火が通るまで炒められた具の野菜たち。
あっさりさっぱり、でもコクがある味噌スープの主役です。
麺もきちんと茹でられていて、口当たりは柔らかいのにむちっとした歯ごたえがたまらない。
野菜と麺をすすり込み、スープをひと口。うーん、しみわたるね全身に。
飲むほどに、味わいが深くなるスープは絶品ですな。
野菜もたっぷり入っていて、ラーメン一杯で充分満足、満腹。

ただ、量が多いので小食な方はご注意を。
生姜丼がちょっと苦しかったです、げふぅ。