いんぱくと(横浜市港南区 camio2F)
2004年12月4日(土)

久しぶりの新規開拓。
いやさ、この頃は新規開拓よりも、これまでに見つけてきた
素晴らしい店の数々に足繁く通う方が中心になるような生活でさ。
ま、またぼつぼつとやっていくのでよろしく。

さて、今日は茶里くんとともにこの店へとやってきました。
しかしこの『camio』って名前もどうにかならんのかと思うが、
その中にあって更に文字通り『衝撃』を与えるこの店名。
この衝撃がラーメンにも繋がっていくのか、それとも看板だけに終わるのかは
実際に喰ってみないと判りません。
まずは店内へ入ってみましょう。

昼の1時くらいなのですが、カウンターだけの店内に先客は1人だけ。
『中華料理屋だから』という以外の理由で雇われていると思われる中国人が注文を取る。
うーん、ラーメンは醤油一本みたいだな(カレーラーメンとかはあるけど)。
ねぎ、キムチ、チャーシューなどと並んでいますが、ここは基本のラーメンを。
茹で加減、味の濃さなんかも普通でお願いします。

程なくして、やや小振りな丼に入ったラーメンが。
トッピングは海苔2枚、チャーシュー、ほうれん草。
魚(節?)の香りが効いたスープは醤油が強めなスッキリ味ながら、
表面には結構脂も浮いていてコクがある。
浮き実に使われている生っぽいタマネギの食感と風味がそれをシメる、という構造。
骨よりも魚が前面に出た味だけど、物足りなさは全然無い。

自家製麺という麺はやや太めの中細、なめらかな表面のちぢれ麺。
麺自体が特に何かを主張する訳ではないのですが、スープとの相性は良し。
チャーシューもクセが無く、素直で食べやすい味。
するすると食べ進められる味。

空になったコップにすぐ水を注いでくれる店員さんといい、カウンターの中で
黙々と仕事をする店主といい、真面目に仕事をしている姿に好感が持てます。
全体的には尾道系の味ですが、たまにはこういうラーメンもいいですね。
インパクトがあったかどうかは微妙ですけど。



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