環2家(横浜市港南区 環状2号・環2中永谷交差点そば)
2004年5月7日(金)

友人の龍介と久しぶりに逢い、彼お薦めのラーメン屋へGo。
ウチからほど近い環状2号ですが、上永谷から般若寺あたりまではいつの間にか
専門店が林立するラーメン街道になっています。
さて、着きました。名前の通り、「家」系です。
中に入り、食券を買って行列に参加。
夜の10時半過ぎだというのに、行列が出来ているラーメン屋も今時珍しいですな。
待つこと数分、席が空きました。店内ウォッチング開始。
カウンターの中はオープンキッチンになっていて、白い肌着に白ズボン、すそを白ゴム長に
つっこんでベルトは黒。正調家系ファッションに身を包んだ独立予備軍が5名。
彼らを指揮する司令塔がカウンターの外に1名。計6名がお出迎え。
メニューは当然、ラーメンとチャーシュー麺のみ。
中盛りチャーシュー麺プラス味付け玉子にしました。

さて、出てきました。カウンターに置いてある薬味は7種類。
おろしニンニク、おろし行者ニンニク、ニンニクチップ、おろしショウガ、
千切りショウガ、青唐辛子、赤唐辛子。特に何も入れずに食してみますか。
鶏の風味が強く前面に出た濃厚トンコツスープ。
ここ、環状2号のラーメン屋はこういったトンコツこってりスープが多く、ただ走っていても
その香り(臭い)がヘルメットの中に充満してきます。
この臭いが嫌いな友人K(この近所在住)は、
「オレ、あの臭いかぐと気持ち悪くなるから裏通るよ」だそうです。
まあ、好みは人それぞれ、ということで。
ここは家系の中でも濃厚な割に、臭いとクセのない飲みやすいスープですね。
麺はおなじみ、酒井製麺の太縮れ麺。濃厚スープと対決できる力強い風味。
チャーシューは肉の表面から香ばしい香り(正体は判らなかった)が漂い、
スープと溶け合って玄妙な味を醸しています。

無駄のない動きでラーメンを作る職人たち。
客の細かな好みを頭に暗記し、符丁で調理場に伝える司令塔。
どこにでもある家系の風景ですが、正直もうちょっと合理化すればいいものを、と思います。
何も頭で覚えなくたってメモ取ればいいことだろ?
でも不快に感じる「見せ芸」の一歩手前、ギリギリのところで踏みとどまって
真摯にラーメンを作るこの店の姿勢には、好感が持てるなぁ。

ごちそうさまでした、また来ます。



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