博多長浜ラーメン 金太郎 大田店(大田区 国道1号・ブリジストンタイヤ館池上店向かい)
2004年4月22日(木)

仕事帰り、前から気になっていたので寄ってみました。
閉店後のタイヤ館の駐車場に単車を停め、ヘルメットを脱いでいると
道路を渡ってトンコツの髄の臭いが流れてきます。うお、すげぇ。

元気良く迎えてくれる店員は若い兄ちゃん二人。
広々とした店内は落ち着いた照明のおしゃれっぽい空間。
床が油で滑るのはご愛敬でしょうか。
壁に貼られたメニューを見ると、ラーメン・ネギラーメン・チャーシューメン・
ネギチャーシューメンの4種類があるようです。ラーメン600円にしてみましょうか。

いつも注文をしてから、メニュー構成や値段、店の印象をざっと携帯にメモり、
食べ進めながら気が付いた点を追加して自分宛てにメールして家で清書する、
というやり方をしているのですが、そこは『博多長浜』と看板に謳ってある店、
硬めに茹で上げた細麺が身上。
メアドとタイトルを入力した時点でもうラーメンが出てきます(笑)
この店も、丼がスープ皿のような薄いボウルに載って出てきますが、
九州ラーメンってこういう仕儀なんですか? それとも、丼が熱いから?
その辺は置いといて、まずは頂きましょう。

道路を越えて臭うほど強烈な豚臭さのスープなので、身構えながら口にしてみると
意外と臭いがキツくない。少しとろみを感じるくらい濃厚なスープには、髄と脂が
たっぷりと溶け込んでます。数十秒放っておくと、表面にコラーゲンの膜が張るほど。
カウンターにはニンニク・紅生姜・辛し高菜・粒ごま・胡椒が置いてあります。
ニンニクを少々落としてみますか。豚臭さが更に消え、食欲をそそる香りになりました。
ごまも合うし、高菜もいいですね。もちろん、紅生姜も悪くない。
一杯でやめておこうと思っていたのですが気が変わりました。替え玉120円を追加。
薄まったスープはカウンターにある『元だし』で調整できます。
いいですね、こういう気配り。
茹で加減はどちらも特に注文しませんでしたが、かなり硬めで出てきます。
この硬さが、濃厚なスープと対決してお互いを高め合うんですなー。
ちょうど、茹で加減を「ばりかた」で替え玉を頼んだ客がいましたが、
茹で時間はほんの10秒ほど。その上の「ハリガネ」だと数秒ってところかな。

※'04.5.6追加
 試しに数えてみたら、普通=20秒、ばりかた=6秒、ハリガネ=3秒ってところでした。

数日間煮込んだトンコツスープが持つ独特の臭い。
それがある一線を越えると「食欲をそそる香り」から「不快な悪臭」に変化する。
そのポイントは人それぞれだと思うけど、ここのスープはオレ的にはギリギリの極北です。
スープ一滴残さず平らげて、ごちそうさま。

帰り道、ヘルメットの中にトンコツ臭が充満する。
恐るべし、ブタの底力。



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