地獄ラーメン 田中屋(横浜市南区 鎌倉街道・曙町三丁目交差点そば)
2004年4月17日(土)

いやー、『かまくら家』は美味いねぇ。
結局、一週間で3回行っちゃったよ。ねぎ入れたりもしてみましたが、
これまた『林家』のネギキムチなんかと違って風味満点。

さーて、今日はどこに行こうかなっと。
土曜日うにちゃんちからの帰り道、我が小屋(まぁアレだ家だ)を目指して
てこてこと鎌倉街道を走っているうち、ここ『田中屋』の黄色い看板が目に入ってきました。
ここは地元とはいえ、家から地下鉄で4駅という微妙なロケーションのせいで
比較的最近まで喰うことなく過ごしてきたところです。
『地獄ラーメン』の看板の通り、激辛ラーメンの草分けとして地元では結構有名な店。
しかし『激辛』って言葉も時代を感じるな。まあいいか。

そういえばかれこれ10年くらい前、ここの『地獄ラーメン』を偏愛する知り合いが
「最近は味が落ちた」としきりに嘆いていたのを想い出します。
まあ、オレとしては落ちる前を知らないのでどうでもいいですし、そもそも去年の冬に
初めて喰ったっきり店のこと自体忘れてましたわ。
そういえば、どんな味だっけ? 不思議と覚えてねーんだよな。
再確認の意味も含めて寄ることに決定。

ここには普通のラーメンもあるのですが、ここはやはり名物の『地獄ラーメン』800円を。
辛さの段階として、入門・初級・中級・上級(それぞれ辛し味噌が1・2・4・6杯)と来て
超上級(杯数は謎、自己申告?)までありますが、とりあえず中級に。
若い店員のうち1人が厨房内でオレの正面に座り、スポーツ新聞とTVの広島−巨人を
交互に観ながらタバコ吸ってるのがエライ気になります。

お、出てきました。酸味を感じさせる香りの赤いスープ、白髪ネギが載った中太ちぢれ麺。
卓上には薬味としてニンニク、豆板醤、胡椒の他に揚げネギが置いてあります。
珍しいから揚げネギをちょいっと入れてみますかね。ずるずる。

…あー、味を覚えてないはずだわ。味がハッキリ立ってないんだよ。
ダシの香りも醤油の風味も、全て辛し味噌の臭いが消してる。
ただ塩っ気と辛味で麺を啜るだけの食い物になってます。
腹が減ってたから全部喰ったものの、金払って喰うモンじゃ無いねコレ。
店員3名は客がどんな顔して喰ってるのかなど気にならないらしく、TVに夢中。
知り合いが絶賛していた「落ちる前」の味を知りたくなりました。
今後は素通り決定。あばよ、ふぁっきゅー。



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