ラーメン一番(佐賀県唐津市 国道204号ぞい)
2005年4月13日(水)







壊れたバイクをバイク屋に預け、唐津の町を歩いてラーメン屋を探しては
「本日休業」の札やすでに廃業してかなり経った店のたたずまいに打ちひしがれたりしてました。
腹の減りも限界に達し、たまたま見つけたここに入ることに。
おばあちゃんが一人でやってる、カウンターと座敷の小さな店です。
のれんには「チャンポン・ラーメン専門店」の文字が。
チャーシューメン700円を注文。
最近勉強したところによると、佐賀のラーメンは主に久留米の影響下にあり、
トンコツを「呼び戻し」という手法で用いた濃厚なスープが特徴、ということですが
ここ唐津では特にそんなことも無いようです。

出てきたラーメンは、チャーシュー、モヤシ、キクラゲ、青ネギが載った白濁スープ。
麺は、九州では珍しい中太の縮れ麺。しっかりした歯ごたえが、食べ応えに繋がります。
チャーシューは多少固めでパサパサした食感ですが、これはこれでこのラーメンとの相性はいい。
モヤシのシャキシャキがスープに疲れた口の中をリフレッシュ、キクラゲでアクセントをつけて。
スープは少し髄が香るけど、横浜の家系などのトンコツ醤油に近い色合い。
しかし、脂っこさ・くどさは全くない。濃厚なエキスのこてこてトンコツ、というよりは
むしろチャンポンの白湯スープに似た豊かな風味。
博多でなくとも、ここは九州なのだ。

おばちゃん、ごちそうさま。おいしかったです。



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