ばんぶる(川口市戸塚鋏町)
2006年7月27日(木)

今日はここ。
通りに面した目立つ造り、当然駐車スペースも完備というこの辺の飲食店標準な店。
引き戸を開けて店に足を踏み入れると、聞こえてくるのはレゲエのリズム。
店員の趣味なのかそういうのスタイルを売りにしているのかは知らないが、珍しい試みではある。
メニューから、スタンダードと思われるばんぶる麺600円を注文。
ちなみに、店名の『ばんぶる』とは『大盤振る舞い』から来た造語であるらしい。
店内は若い店員が3名ほど、やけに仲間内の私語が多いのが気になりますが腹減ってるし
ラーメンが出てくるのをガマンして待ちます。

さて、出てきたラーメンはトッピングこそチャーシュー、メンマ、ほうれん草とオーソドックスながら、
乳化した濃厚スープに揚げネギを浮かせた独特なスタイル。
浮かせてある鶏油も相まって甘ささえ感じるスープ、硬めに茹でられ歯ごたえを主張する平打ちの中太麺、
バラ肉使用のチャーシューは厚く、そして若干大人しい印象のスープに一ひねり入れる揚げネギ。
どれもこれも及第点は行っているはずなのに、なぜかひとつの丼に入ると統一感がない。
良く出来たパーツを合わせれば、結果的にうまいラーメンになるとは限らないのが面白いところ。

この辺に多く見られる大型店舗(派手な押し出し=外観)、店の中にも能書きがあーだこーだ
書かれているような店って、こういうバランスの悪いラーメン出すところが多いんだよな。
なにも、チェーン展開してるラーメン屋は全てマズイと言ってる訳じゃないよ。
ただ、ご立派な店構えに期待して入ると「工夫してるのは判るけど言うほどでも無い凡作」が出てくるからさ、
「なんだこの程度のレベルの味なのにこんな高飛車なこと言ってんのかよ」とか思うわけよ。
ご多分に漏れずその手の店は「ウチはこれこれに拘ってこうしてる」「本当にうまい物を作ってる」と
あちこちに書き散らしてあって、鼻息荒くして息巻いてる様がよく判って微笑ましいんだけど、それでコレだもん滑稽だよね。
フードチェーンビジネス会社が作る味って、なんか覚悟決まって無いカンジがするんだよ。

まあ、味の好みは人それぞれだし、あまり酷評してもしゃーないか。
オレの好みのラーメンじゃないから二度と行かん、以上。



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