めんくらぶ(越谷市大間野町)
2006年8月14日(月)

国道4号バイパスから外れた、田んぼと住宅の中の一軒家。
ちょっとスカした喫茶店(しかも古いセンスの)のような古びた見た目から察するに、
どうみてもうまいラーメンが食べられる雰囲気ではありません。

なんていうかこう、

「20年くらい前に、息子がどうしてもラーメン屋やりたいっていうから
 とりあえず親が空いてる土地使って、店のデザインからなにから子供の好きにやらせてみた」

といったカンジの印象を受ける外観。
まあ、とりあえず入ってみましょうか。

思ったよりも(失礼)清潔で整頓された店内は座敷3卓、テーブル席4卓、カウンター席×5と
広々とした造り。片隅にTVがあって、高校野球なんか流れてるあたりいい雰囲気です。
カウンターに向かって、手書きの品書きの短冊がずらりと。
お、油そばなんてものもあるじゃないですか珍しい。
でも今日はらーめん500円と半チャーハン480円ね。

MENCLUB.JPG - 97,462BYTES

画像は'09.5.17 ラーメン



らーめんはワカメ、メンマ、モヤシ、チャーシュー、薬味に細ネギと太ネギというオーソドックススタイル。
かすかに濁る半透明のスープは豚骨の効いた力強い味、白濁するほど煮込まれてはいず、コクのある醤油味。
このコクがありながら、決して舌に媚びないキレのあるスープと対決・調和するのは中太の縮れ麺。
最初はかなり硬い歯ごたえなのですが、食べ進んでいくうちにスープを含んで滑らかな感触に。
それでいて決してコシを失わず、最後まで美味しく食べられます。
両者のパフォーマンスをさらに高いステージに引き上げていくのは、ごま油で軽く炒められたモヤシの香りと舌触り。
そしてバラ肉のチャーシューは脂の旨味がとろけちゃってとろけちゃって、もうどうしたらいいのよオレ(落ち着け)。
そんでさ、チャーハンの美味いことったらねーよマジで。
ナルト、チャーシュー、長ネギ、玉子、グリーンピースに黒胡椒。
なんの変哲もない、これまたオーソドックスなチャーハンなんだけど味わいが絶品。
旨味、塩気、油気、香り、全てにおいて完璧。
すみません、外っ面だけ見てナメてましたオレ。
しばらく色んなメニューを試してみようと思います。


(2008.12.4追記)

辛しらーめん650円。

MENCLUB_KARASHI.JPG - 101,148BYTES

相変わらずのコクと香りの良いスープに辛子がたっぷりと溶け込み、具にはキャベツ、にんじん、もやし、ピーマン、たけのこ、豚挽き肉を炒めたものが載っています。
メニューには『韓国の練り辛子を使用』と謳ってあり、おそらく豆板醤のようなものなのだと思いますが、スープにとろみが無いこともあって見た目ほど辛くなく、唐辛子の香りの奥にかすかに感じる酸味がアクセントになって食べやすい味。




ひとつ戻る

inserted by FC2 system