北京餃子(川口市戸塚)
2008年7月30日(水)

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毎日の散歩のとき、この店の前を通るといつも「排水溝のグリストラップをちゃんと清掃していない臭い」がするので、
そういう意味で気になっていたのだが、このところの暑さにやられたせいか店の前の歩道に立ててあるノボリの
「タンタン麺」という文字に妙に惹かれて、足を運んでみた。
店内に入るとカウンターが無く、広いスペースにテーブルがいくつも並べられている。
店の窓に「中華居酒屋」とあったけど、なるほどそういうスタイルな訳ですね。
新規の店に来たら、何はともあれスタンダードな「ラーメン」を食べる、というのがいつものオレのスタイルなのだが、
今日はタンタン麺700円を注文。
麺類は細麺と手打ち太麺から選ぶ、よしじゃあ手打ちでお願いします。
メニューを見ると、醤油ラーメン600円、味噌ラーメン650円の他、焼き豚チャーハンセットや麻婆豆腐セットなど、
セットメニューが豊富なよう。ランチタイムには日替わり&週替わりのランチもあり、多くの客はそれを注文しています。
ランチタイムは煎茶、水、ウーロン茶のホット&アイス飲み放題、ということなので冷たいウーロン茶を飲みつつしばし待つ。

程なくして運ばれてきた丼は一面鮮やかなオレンジ、そこに黒ゴマがたっぷりと浮いたオランダ代表っぽい色彩のスープに、
刻みネギと青梗菜が一枚。
さてさて、それでは箸を取っていただきます。

色味から想像するほど辛味は強くなく、練りゴマの豊かな風味が溶け込んだスープは豚の挽肉も入ってコクがある。
味わいはあっさりとしていて決してくどくないのに、物足りなさは全く無い。
手打ちの太麺はかなりごつい歯ごたえで、強めの縮れがこのスープをたっぷりと絡める。
食べ終わっても、口の中に辛さやゴマのしつこさ、といったものが全く残らないのがいい。

次は醤油ラーメンを試してみようか。

(2008.7.31追記)

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てなわけで早速醤油ラーメン600円を食べてみた。
豚骨で採ったと思しきやや濁りのあるスープは、脂浮きが少なくあっさり薄味、だけどコクは充分。
トッピングはチャーシュー、ノリ、茹で卵半分、刻みネギ、揚げネギ、そして多目のメンマ。
チャーシューは柔らかく、赤身の部分はパサパサした感じなのだが、そこにスープが染み込んで却って美味い。
ノリも厚めでなかなかスープに溶け出さないので、薄いノリにありがちな「溶ける前に慌てて食わされる」ことが無い。
今日も手打ち太麺にしてみたが、食べ始めこそごつい歯ごたえではあるけれど、程なくしてスープを吸い込んで
より滑らかで柔らかな食感になることに気がついた。
量も充分、そしてやっぱり食べた後にタンタン麺と同じく、口の中に何かの強い風味が残らずさっぱり。
でも、なんかもうひとつ決まらない、そんな感じのするラーメンでもあった。
若干、スープがぬるかったのも残念。

この店は入り口を入るとテーブルが所狭しと並べられたフロアがあり、その奥に客からは見えないようにキッチンがある。
ラーメン屋はオープンキッチン形式の方がオレは好きなんだよね。
オヤジの身のこなしを見ながらラーメンを待ち、食べ、出てくるのが好きなのだ。
直接、味には関係しない部分かもしれないけどね。




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