牛乳屋食堂(新横浜ラーメン博物館)
2009年3月22日(

さて、宿泊先が新横浜だったので、やっぱりここはラー博へ。
期間限定での出店だという、会津若松の牛乳屋食堂、どれどれちょいと試してみますか。
麺が中太と極太の2種類。ふーむ、じゃあここはひとつ極太で。

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醤油スープにノリ、メンマ、ナルト、刻みネギにチャーシュー2枚というシンプルかつスタンダードな装い。
とはいうものの、今はこういう顔をしたラーメンって少なくなってるよねぇ。
ちょっと名の知れたところは大抵こってりとした(脂を加えたりもしてね)スープに「他所とは違う」幻のなんたら豚使用で秘伝の製法で作った拘りの門外不出(以下略)チャーシュー、だのなんの能書きで脅かそうとしすぎで、食う前から疲れちゃうんだよな。
そんな心の疲れを癒すがごとく、レンゲで脂浮きの殆ど無い澄んだスープを一口。
見た目同様、濁りの無い澄んだ軽やかな味。飲むたびに甘みが口一杯に広がり、全身を包む。
手打ちの極太麺はすいとんのような食感で、最初はかなりゴツゴツとした歯ごたえがあるが、食べ進むうちにこのふっくらとしたスープを含んで潤びはじめる。
そこで生まれる麺とスープのコンビネーションがこれまた絶妙なのだが、そうなっても芯と腰を失わず、存在を示し続ける頼もしい麺である。
肩ロースのチャーシューは柔らかいが溶けて崩れてしまうようなことは決して無い。
味も香りも抜けてしまったダシガラのようなものとは一線を画す、獣臭さがかすかに残るワイルドなもの。

いやー、満足。
近所にこういう店があったら通うのになぁ。



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