お気に入りのかまくら家へ進撃したら、ちょうど休憩の時間帯だった、残念。まあ、夕方4時じゃ仕方ないよな。
そのままとぼとぼとフットサルコート方面へ向かったのだが、道中に家系の代名詞とも言えるこの店があるのを思い出し、立ち寄ってみた。
初めてここでラーメンを食べたのは、かれこれ14年くらい前になろうか。
カウンター席だけ、中には丸見えの調理場という店内は、まさしく正調家系レイアウト。
家系ラーメン自体食べるのが久しぶりなので、とりあえず麺の硬さやら味の濃さ、油の量などは「普通」で注文。
程なくして出てきました、ラーメン650円。
やや小ぶりの丼に脂の浮いたスープ、太やや縮れストレート麺、チャーシュー、ほうれん草、そして海苔。わずかにネギのスライス。
スープを口に含むと、豚と鶏の力強い香りが渾然一体となって広がり、ずっしりとした後味を残す。
麺はその重く太いスープに負けない存在感で、しっかりと小麦の風味を主張する。
ややアクの残るほうれん草が箸休め＆舌洗いとしての役目を十全に果たし、大判の海苔を麺に絡めて食べれば、スープ表面に
浮かされた鶏油の甘さが一層際立って口の中に広がる。
チャーシューも柔らかくて香り良く、まさに間然するところの無い逸品。
家系ラーメンはどこも似たような顔をしているのに、食べてみると店によって随分と味に差がある。
オレはこことかまくら家が好みだな。