百歩ラーメン 東川口店(川口市戸塚東・JR武蔵野線東川口駅そば)
2013年11月13日(水)
去年、けやき通り沿いに出来たラーメン屋さん。

どうも最近、新しく出来る店にはあまり興味が湧かなくなってしまった。
なぜかというと、この頃の新規オープン店は概ね、油っこいラーメンが多いからである。
なんつーの、中年になるとさ、こう凝った具とか、オドロキのボリュームとか、秘密有りまくりのスープとかに、あまり惹かれなくなるわけ。
ただただ、フツーのラーメンをフツーに喰いたいなあ、と思うことが多くなったんだよね。
で、新しく出来る店って、昔ながらのラーメンを食べさせるところってまず無いからさ、ついつい足が向かないっていうね。

そんな訳で、この店も出来のは知ってはいたもののついぞ喰べることも無く、「ダメ元で行ってみない? ダメだったらハナシのネタにはなるし」などと友人を 誘って足を踏み入れたのがつい先日のこと。
で、食べてみたら思いの外美味しいラーメンだったので、改めて一人で足を運んでみました。

店の外を歩くだけでも判るトンコツ臭。そう、この店はいわゆる九州方面の濃厚なトンコツラーメンです。
ドアをスライドさせて店内に入ると、左手の調理場に面したカウンターが数席、右手にはテーブル席がいくつも。
カウンターには辛子高菜やすりごま、おろしにんにくなどが置いてあり、自由にトッピング出来るのも九州風。
前回はオーソドックスなラーメン、百歩ラーメン(650円)を頼んだので、今日は揚げニンニクラーメン(800円)にしてみましょう。

さて、出てきたぞ。

揚げニンニクラーメン - 百歩ラーメン

たっぷりと散らされた揚げニンニクで、どんなラーメンか見えないぞ。
箸で麺を探ってつまんでみると、いわゆる九州の麺に比べて太めのストレート麺、やや縮れ気味。
茹で加減を固めに頼んだ麺はするすると口に入り、ブツリと切れる歯ごたえで、トロリと濃厚な風味のスープと実によく似合う。
ん? よく見たら、このラーメンにはネギが載ってないのね。普通九州風には、青ネギや香頭ネギを刻んだ柔らかい香りのヤツ載ってんだけどな。
と見れば先ほどのトッピングフリーな具の中に、刻み晒しネギがあるじゃないの。これを入れましょう。
西のネギの青さは無いから丼の中の色彩のアクセントにはならないけど、風味・味わいはしっかりと効くねぇ。
メンマや海苔が載ってるのも一般的な九州風とは違う点。東京風中華そばの代表的なこれらの具の代わりに、キクラゲなんかが載ってるのが多いよね、九州風は。
でも美味しい。バラ肉を巻いたチャーシューは薄味でとろけるような舌触り。いや、ホントにとろけちゃう。
替え玉が100円で頼めるので、今度はゆで加減ハリガネ(一番固いヤツ)でお願いしちゃいましょう!
ランチ時だったので半ライス付きなのに、食べ過ぎかなぁ。まあ今日は特別に!
お、替え玉にも海苔が一枚付いて来た。青ネギの刻みを付けてくる店もあるけど、これも珍しいよね。
さすがにハリガネだとバキバキした歯ごたえ、これが二杯目にはふさわしい。気がする。
今度は高菜とかごまなんか入れて、ちょっと味に変化を与えつつ完食。

基本のラーメンの他に、辛いヤツとか味噌味とか、色々あるので今度はこれも試してみようっと。


※2014.7.31追記

その後、何度か足を運んでは普通のラーメンを食べていたんだけど、この日は暑かったせいもあって、ひとつスタミナを付けようか、と
赤百歩ラーメン800円を食べてみた。
表面にたっぷりと浮いた辛味油に一瞬身構えるけど、口にすると見た目ほど辛くない。
爽やかでいて、やっぱりホット、カラダに力がみなぎってくるぜぃ!

赤百歩ラーメン


青菜のシャキシャキで拍子を取りながら、メンマの甘みが箸休めに。
うん、やっぱり軸足は九州風トンコツに置きながら、関東向けというか万人向けの味を目指している、というのをこのメンマが
表しているんじゃないかなー、とまた改めて感じた次第。
替え玉ひとつ頼んで(今日は最初からハリガネで頼みました)、満腹、まんぷく。




月曜定休
11:00〜24:00



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