和風らーめん 味のほうさく(横浜市南区通町 鎌倉街道ぞい)
2006年6月23日(金)

油断してるとこっそり更新してるぜ、ベイバー。
久々に書いてると思ったら誰だお前は。

ここは弘明寺ラーメン地帯(と勝手に名付けた)である鎌倉街道沿いにある。
ウチからマンザイを目指し疾走−パチンコ行ってるのか休みなのでかまくら家へ−
ここも月曜(もしくは15時〜18時の休憩中)なので休み、みたいな時、その先に現れるラーメン屋である。
ちなみに順番で行くとここの次はしゅん、そしてT字を左折すればむつみ屋文子家がある方面へ、
直進すれば北斗が空腹のラーメン党を待っている。

さて、そんなわけでちょくちょく目には入っていたこの店。
今まで足を踏み入れなかったのは、ずばり「和風らーめん」という店の屋号ゆえである。
オレが学生だった頃、「京風らーめん」などという似た名前のジャンルのラーメンが世に出てきたことがある。
想像されるとおり、魚介で採ったあっさりかつ甘めの透き通った醤油スープに細い縮れ麺、
ナルトにメンマに青みに鞠麩かなんか浮いている、といういかにもお上品なラーメンであった。
こんなラーメン、いくら食ったって腹の足しにはなんねーよな、というのが当時のオレの感想である。
まあ、その頃のオレの食欲は今とは比べ物にならないくらい強力であった(14〜20歳くらいはみんなそうだろ?)し、
もっと食い応えがあってリーズナブルで腹も舌も心も満足出来る、そういう食い物を指向していた訳である。

まあ、今なら嗜好も多少変わってきているし、新しい美味を発見出来るかも知れないと思い入ってみることに。

店は白木のカウンター(一枚板ではなくプリントであった、残念)が目を引く清潔な作り。
メニューを見ると塩などもあるのだが、ここはシンプルに醤油ラーメン500円を注文。
白ハチマキをした夫婦がてきぱきと動いて、見ていても気持ちいい。
出てきたのは醤油の色味ともに強めのラーメン。うん、和風と名乗るだけのことはある、うどんのつゆの様な濃厚なダシの香り。
具はメンマ、ほうれん草、バラ肉のチャーシューに白髪ネギ。
スープに脂は少ないものの、魚系のダシがしっかり効いているのでその味は太く、硬めに茹で上げられた麺と
口の中でアッサリとしながらも力強い対決を繰り広げる。
チャーシューは厚いが程良い柔らかさ。
もたれることもなく、くどさに飽きることもなく、スルスルと食べられる。
脂の多いラーメンに飽きてきた向きにはいいかも知れない。



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